(社)海と渚美化推進機構と(財)漁場油濁被害救済基金の合併について

櫻井謙一

 平成23年10月(社)海と渚美化推進機構と(財)漁場油濁被害救済基金が合併して、(財)海と渚環境美化油濁対策機構となった。新しい機構の目的は、海と渚の環境美化、水産資源の保護その他の海洋・海岸環境の保全整備を支援及び推進することにより、優れた自然環境を有する「青く豊かな海・美しい浜辺」の保全、保存、整備及び活用を図るとともに、船舶、工場等から流出し、又は排出される油による漁場油濁であってその原因者が判明しないものについて、被害漁業者に対する救済金の支給を行うとともに、漁場油濁の拡大の防止及び汚染漁場の清掃を推進する措置を講ずることにより、被害漁業者の迅速な救済と漁場の保全を図り、もって国民の福祉の増進及び漁業経営の安定に資し、併せて水産業の振興に寄与することとしております。