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海岸のゴミをなくすために

海岸のゴミをなくすために

ゴミの種類を知ろう

自然のサイクルの中で分解されにくい人工ゴミが問題となっています。
海岸に散乱するゴミは、大きく人工ゴミと自然ゴミに分かれ、人工ゴミのうちの多くの物が自然のサイクルの中で分解されにくいゴミです。

人工ゴミ 紙・布類、ガラス・陶器類、プラスチック類、缶等の金属類、その他
自然ゴミ 流木・草等、貝殻・海草等、その他

 

身の回りに安易に捨てたゴミが海岸を汚しています

海岸に散乱するゴミを発生場所別に分けると、直接海や海岸に捨てられたゴミと、陸上で捨てられたゴミが河川などを通じ海に入り、結果的に海岸に漂着したものとがあります。
海岸や河川に直接捨てられたゴミ以外に、身の回りに安易に捨てられたゴミ(例えばタバコの吸殻など)も海岸を汚す大きな原因となっています。

内陸発生ゴミ 河川に捨てられたゴミや陸上に散乱していたゴミが河川に流入し、これらが海に流し出されたもの
海岸発生ゴミ 観光客、海水浴客、釣り客などレクリエーションの場として海岸を訪れた人が直接海岸に捨てたもの
海洋発生ゴミ 網・ロープ片、廃油ボールなど船上活動に伴い廃棄したもの

 

海岸ゴミの特徴を知ろう

海岸に散乱するゴミは砂と混じり、海水を含んでいるために燃えにくく、焼却施設の金属部分の腐蝕を早めるなど、処理の上でも多くの問題があります。
散乱ゴミの回収・処理を進めるに当たっては、海岸ゴミの特徴を十分知っておく必要があります。

 

ゴミを増やさない三原則

ゴミを出さない、捨てない、持ち帰る。このようなルールを守ることが海岸のゴミをなくすための基本です。
しかし、すでに海岸に散乱しているゴミについては回収しなければなくなりません。
そこで海岸に散乱したゴミの回収・処理をより多くの人々や団体・組織などが連携を保ち進めていくことが大切です。

 

海と渚のクリーンアップ活動を始めるために

海と渚のクリーンアップ活動を始めるためには、その地域における散乱ゴミの実態や回収したゴミの処理システムなどを事前に把握し、組織体制、活動スケジュールなどを盛り込んだ行動計画を立てるとともに、処理や活動の経費を計上しておくことが重要です。
特に回収したゴミ処理の手続は、地域によって異なるため、地元自治体、河川や海岸の管理者などの関係機関と事前に連絡をとり、慎重に進めていく必要があります。

 

行動計画を立てよう

いつ 活動実施日や活動回数を決め、そのために準備期間を含めた活動スケジュールを立てる。
だれが 周辺の地域で既に活動している組織団体や関係機関と連携を図り、しっかりとした組織体制の下で活動の輪を広げる。
どこで 対象とする場所、範囲を明確にして効率的な回収を行う。
どのように回収して 種類別に集める、大きさ別に集める、危険物を分ける、担当を決める、などの回収方法及び役割分担を決めて効率的な回収を行う。
どう処理する 海岸に散乱するゴミに関しては、処理方法、処理費用の面でトラブルが発生することがあるので、関係機関と連絡をとり、慎重に決めておく。
その際の費用は 回収や処理などに要する費用については、助成の有無、スポンサーの有無などについて調べておく。

 

さあ始めよう、海と渚のクリーンアップ

 1.用具や備品を準備する
活動の範囲やゴミの実態に合わせて、次のような清掃用具を準備しておくと便利です。
用具や機械の準備についても、事前に関係機関に相談してみましょう。

  • 清掃用具: ゴミ袋、軍手、熊手、ほうき、ゴミばさみ、シャベル、スコップ、一輪車やトラックなどのゴミ運搬車両、パワーショベルなどの積み込み機械、ビーチクリーナーなどの回収専用機械
  • その他の備品: 長靴、帽子、タオル、飲料水、ハンドマイク、救急箱、テント、活動内容やゴミの集積場所などを表示する看板類

2.活動内容を知ってもらう
当日、活動を始める前に、対象範囲、実施時間、対象とするゴミや回収方法、集積場所と集積方法などについて簡潔に説明しておく必要があります。

3.集めたゴミの処理
集めたゴミはあらかじめ決めておいた方法できちんと処理することが大切です。
せっかく集めても処理できなければ、また散乱ゴミのもととなります。
その日に処理できないゴミについては、処理日または集収日まで、飛散しないように保管することも考えて計画する必要があります。
関係市町村とよく連絡を取って下さい。

4.活動記録をとる
活動日時や参加者数、参加団体名や回収したゴミの種類とおおよその量などを記録し、そのデータを以後の活動に活かしましょう。
回収前のゴミの散乱状況や集めたゴミ、活動状況などを写真で記録すると、活動の成果がより明らかなものとして記録できます。

 

海岸散乱ゴミに対する取り組みの現状

海岸や河川に散乱するゴミの清掃活動が全国で実施されています。
その活動は、国、県、市町村もしくはボランティア組織が主体となった大規模な清掃活動から、地域の自治会、漁業協同組合、学校などが中心となった小規模な清掃活動まで様々なものがあります。
それらの活動は多くの市民、企業、団体・組織などのボランティア活動によって支えられています。
当機構は、全国的な規模で海岸や河川などの渚や水辺に散乱するゴミに関するデータや環境美化活動に関する情報を集め、整理・分析を行っています。
また、それらの分析結果から得られた散乱ゴミの実態や各種の組織団体の活動状況を広く一般にお知らせしています。
皆さんの活動結果から得られる貴重なデータ・情報を通じ、海と渚のクリーンアップ活動をより有機的に広げ、より大きな効果を得ることが可能となります。
さらにそれらのデータは、私たち自身のライフスタイルを問い直す良い機会を与えてくれます。
皆さんの活動の内容や集めたゴミに関するデータを、各都道府県の窓口などを通じ、もしくは直接、当機構までお知らせ下さい。

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