ホーム > 油を見かけたら > 油防除講座 > 油防除講習会の実施【福岡県福岡市】

油防除講習会の実施【福岡県福岡市】

■①「油防除の基礎知識」に関する講演、②水槽実験、及び、③模型のオイルフェンスを使用した机上訓練を実施!
 
実施日時
平成29年12月12日(火)
 
実施場所
 港湾合同庁舎(福岡県福岡市博多区)
 
講習会の内容
①「油防除の基礎知識」に関する講演
②水槽実験
③模型のオイルフェンスを使用した机上訓練
 
■講習会概要
 
1.「油防除の基礎知識」に関する講演
 
fukuoka01_171212.jpg

 
万一の油濁事故防除対応について、これだけは知っておきたい「基礎知識」を約50分間に凝縮し講演をおこないました。
 
―そもそも油にはどのような種類のものがあるのか
 
―油種に適した防除資機材について
 
―オイルフェンスについて
 
―河川での事故事例及び防除方法について
 
 
 講演に関する詳細につきましては、平成29年6月21日開催の和歌山講習会のレポートがございますので「和歌山講習会(2017.6月実施)」をぜひご参照ください。
 
 
2.「水槽実験」
 
―油濁事故の現場では、流出した油にあった防除資機材を選ぶ必要があります。今回の水槽実験では、A重油、C重油に対してどのような資材が効果的か?そして、油処理剤の効果を実際にご覧いただきました。
 
水槽実験に関する詳細につきましては、平成29年7月20日開催の新潟県上越講習会のレポートがございますので「新潟県上越市講習会(2017.7月実施)」よろしければご参照ください。
 
3.模型のオイルフェンスを使用した机上訓練
 

fukuoka02_171212.jpg
 
1/10スケールのB型オイルフェンスの模型を使用し、油濁事故の発生条件を設定したうえで、展張計画を作成。展張上の注意点や、どの程度の長さのオイルフェンスやロープを準備すべきか、受講者の方と確認をおこないつつ模擬展張を実施いたしました。
 
机上訓練に関する詳細につきましては、平成29年6月21日開催の和歌山講習会のレポートがございますので「和歌山講習会(2017.6月実施)」をぜひご参照ください。
 
 
―いざというときの油濁事故への「事前対策」を講じるためには、定期的な実働・机上訓練、講習会の実施がとても役に立ちます。
その際、当機構の油防除講習会の開催をご検討いただけますと幸いです。講習会の詳細やご質問など、ぜひご遠慮なくお問い合わせください。
 

4.質疑応答
 
質問1. オイルフェンス(以下、OF)を岸壁に係止する際の重錘は海底に届くように投入するのか?
回答1. 海底には届かないように投入します。
 
質問2. (岸壁に接岸した船から油が漏れている想定で)岸壁の底が抜けているような構造の場合、どのようにOFを展張すればよいのか?
回答2. 岸壁の下が空洞の場合、ぐるっと1周囲ってしまう展張方法があります。この場合、使用するオイルフェンスの量も多くなりますので注意が必要です。
 
質問3. 直線型展張で訓練をおこないたい場合、最低何メートルOFが必要か?
回答3. 60メートル必要となります。
 
質問4. OFの多重展張を実施する場合、何次展張までするのが適切か?
回答4. これが適切という正解はないが、3次展張まで出来れば多い方です。OF同士の間隔は1~3メートルが適切です。
 
質問5. 海上での油防除における、洗剤使用に対する罰則規定の根拠は?
回答5. (福岡海上保安部様より回答)
「海洋汚染等及び海上災害の防止に関する法律」第43条に規定があります。
<参 考>
(油又は有害液体物質による海洋の汚染の防止のための薬剤)
第四十三条の七 油又は有害液体物質による海洋の汚染の防止のために使用する薬剤であつて国土交通省令・環境省令で定めるものは、国土交通省令・環境省令で定める技術上の基準に適合するものでなければ、使用してはならない。
 
質問6 . 市で河川管理をしているが、小さな事故で薄い油膜が発生することがある。講義では薄い油膜はマットを使っても吸着しないとのことだが、自然になくなる事を期待して放っておいてもよいものか?
回答6 . 放っておくと、薄い油膜とはいえ河川を通じて海に流れていってしまいます。狭い水路であれば堰をつくったり、川幅が広いのであればオイルフェンスを使うなどして、油の動きを制御する必要があります。その上で、油膜が薄いのであれば油が蒸発するのを待つのも一つの手法です。

ホーム > 油を見かけたら > 油防除講座 > 油防除講習会の実施【福岡県福岡市】